
こんにちは、
シン・たくちゃんブログ
総監督のたくちゃんです。
今回は赤坂だ。矢口の進言に水を差すようでいて、僕には味方として忠告しているように見える。敵か、味方か。その距離感を台詞から読みたい。
ミニッツライナー
内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹が、矢口に忠告する。理想と現実の対比が見え始める1分だ。
今回の見どころまとめ
- 矢口、官房副長官として孤軍奮闘!
- 赤坂補佐官の“リアリスト”ぶりが炸裂!
- 「体温100℃の生物はいない」説へのツッコミも!
常識は、非常事態では役に立たないことがある。
巨大生物の可能性を訴えても、既存の常識で退けられてしまう。僕がこの場面で引っかかるのは、常識に合わないという理由だけで、可能性を閉じてしまうことだ。未知の事態を前にして、その常識はどこまで使えるのか。
政府関係者は、常識と手続きに縛られている。
100℃の体温を持つ生物はありえない、と矢口の巨大生物説が退けられる。そこで可能性を閉じてしまうのか!ツッコミたくなる。ただ、超好熱微生物がいることと、100℃の巨大動物が実在できることは別だ。
続いて赤坂が矢口に忠告する。総理レクの既定路線と、矢口を推した長官の立場に言及する内容だ。以下は、その趣旨を整理したもの。
総理レクは、あらかじめ結論が決まった既定路線だという指摘。
矢口のやんちゃを認めつつ、推薦した長官の立場も考えろという忠告。
僕には、赤坂が矢口の味方として助言しているように見える。やんちゃをただ潰すのではなく、周囲との関係まで考えろと釘を刺す。その言い方から、二人の関係を読みたくなる。
- 矢口のやんちゃなところは良いところだと認めている。
- 赤坂が敵だとしたら忠告せずに矢口の自滅を狙うはず。
僕は赤坂を、矢口の味方として見る。「やんちゃするな」と釘を刺していても、その先に周囲との関係を考えた助言がある。冷たく潰す人には見えない。
100℃の体温。その反論にツッコミたくなる
知っている常識で、知らないものを否定する。そのやり取りがもどかしくて、面白い。僕には赤坂も、矢口を止めるだけの人には見えない。巨大生物の話をしている間に、二人の関係まで気になってしまう。
役職・キャストの確認には映画.comのキャスト一覧・本人取材も参照。科学資料:JAMSTEC「122℃で増殖する超好熱メタン菌の培養に成功」(2008年7月29日)
僕が読む赤坂――忠告するからこそ味方に見える
赤坂秀樹を演じるのは竹野内豊。役職は内閣総理大臣補佐官(国家安全保障担当)だ。僕が彼に感じるのは、現実的な助言を重ねる、ブレない補佐官という印象である。
理想を押し出す矢口と、現実を見据える赤坂。この対比はステレオタイプにも見える。だが、専門用語が早口で飛び交う本作では、僕にとって人物関係をつかむ足場になる。情報が難しくても、二人の違いは見えやすい。
赤いネクタイの矢口と、青いネクタイの赤坂。その色の違いも、僕には二人の対比として見える。言葉だけでなく、画面の中の差も拾って観たい。
【参考文献】
- 内閣総理大臣補佐官 – Wikipedia
- ミイデラゴミムシ – Wikipedia
- 『シン・ゴジラ機密研究読本』 – 富士見書房
- 『ホビージャパンMOOK 789』 – HobbyJAPAN
- 『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』 – 株式会社カラー
次回予告|【第7回】形式的会議開始…なぜ途中に「中略」が入ったのか?
次は、会議の途中に出る「中略」へ。見せる部分と、あえて飛ばす部分。あの切り替えを、1分ずつ観る連載でどう読むか。続けて考えたい。
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