
こんにちは、
シン・たくちゃんブログ総監督の
たくちゃんです。
1993年――東映スーパーヒーローフェアの一作として公開された特撮映画『仮面ライダーZO』。
その上映時間はたった48分。
だが、その中に詰め込まれた石森章太郎イズム、
雨宮慶太の映像美、
そして哀しき生命のドラマは、まさに“シン”を超える一撃だ。
この記事では、たくちゃん的に「最強の仮面ライダー映画」と断言できる理由を、
3つの推しポイントに分けて紹介する。
仮面ライダーZOとは?48分の異色の特撮映画
1993年に東映スーパーヒーローフェアの一作として、1993年4月17日に公開された特撮映画。
同時上映は『劇場版 五星戦隊ダイレンジャー』『特捜ロボ ジャンパーソン 母よ、永遠に! 愛と炎の電脳手術室』。
たくちゃん的に今作がシン・仮面ライダー。
監督は『牙狼』や『ゼイラム』で知られる雨宮慶太氏。
初心者の人に「最初に何を観たらいいか?」と聞かれたら、
僕は今作を推します。
推しポイントを3つ紹介します。
推しポイント1:初心者に優しい48分の上映時間
おすすめの仮面ライダーでZOを挙げると、
多分ライダー有識者の諸兄からは
「仮面ライダー旧1号の13話までだろう」とか
「クウガだろう」とか、
様々な意見が出ると思います。
しかし、ちょっと待って。
旧1号編は13話、クウガは49話。
初めての人が見るには長すぎるという問題があります。
そんな初心者さんに朗報な48分。
50分弱で完結する完璧な入門編です。
推しポイント2:石森イズムを体現したデザインと悲劇
デザインは、
あらゆる無駄を削ぎ落した究極のシンプル。
仮面ライダーの代名詞であるベルトすら省略したほど。
これはもはやライダー界のダビデ像。
ドラマについて。
ZOは2025年現在、
歪んだ科学によって生み出された最後の仮面ライダー。
仮面ライダーは、
1号の本郷猛を初め、
無理矢理改造された科学の犠牲者として
誕生するという出自を持っていました。
ZOの主人公・麻生勝も、
恩師である望月博士の「究極の生命体を作る」という歪んだ科学の野望によって改造されてしまう、
悲劇の出自を背負わされます。
さらに望月博士は、
ZOをプロトタイプとして、
究極の生命体であるネオ生命体を作り上げます。
ネオ生命体はまだ完全体ではなく、
疑似的な肉体であるドラスを作って活動します。
そして望月博士の一人息子である宏をねらい、
自分を完全体にするように迫ります。
それを阻止し、
宏を守るためにZOが戦うというのがメインプロットです。
科学者・望月博士の息子であるZOとドラス。
人間・望月博士の息子である宏。
この三人の“息子”の物語が、
48分の中で展開されるのです。
推しポイント3:特撮技術の幕の内弁当
ストップモーションアニメ、ワイヤーアクション、VFXなど、
特撮技術のオンパレード。
30年以上前の作品なので、
現在の技術に比べると見劣りする部分は否めませんが、
特撮の正式名称である「特殊撮影技術」が幕の内弁当のように詰め込まれています。
がっかりポイント:唯一気になるライダーキック問題
それは――
ライダーキックがカッコ悪い!!!!
もう、ワイヤーの振り子運動が丸出しなんです。
これに関しては、
同じく雨宮慶太監督が手掛けたビデオ作品『ウルトラマンVS仮面ライダー』に出てきた
仮面ライダー1号目線のライダーキックが死ぬほどカッコいいので、
今作でもやってほしかった……
というのが僕のオタク的わがままポイントです。
現在どこで観られる?配信サービス情報
現在、『仮面ライダーZO』は以下のVODで配信されている可能性があります:
- 東映特撮ファンクラブ
- U-NEXT(時期により変動あり)
※配信状況は時期により変わります。各サービスでご確認ください。

お相手はシン・たくちゃんブログ
総監督のたくちゃんでした。
またね!!
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