
こんばんは、ようこそ。
シン・たくちゃんブログへ。
総監督のたくちゃんです。
■ このブログのコンセプト
このブログは、
『シン・ゴジラ』を1分ごとに分解し、1記事ずつ解説していく
連載企画の第0回です。
なぜそんなことをするのか?
理由はシンプル。
『シン・ゴジラ』は
画面の情報量が異常なまでに多い
そのくせ
台詞による説明が極端に少ない
作品だからです。
だからこそ――
1分ごとに丁寧に観察して、
映像と構造を読み解く価値がある
と考えています。
■ 「ミニッツライナー」という手法
実はこの手法、
僕の発明ではありません。
評論家・岡田斗司夫さんが
ご自身の著書やYouTubeで提唱している
「ミニッツライナー」という方法に影響を受けています。
“1分ごとに、登場人物の行動を1行でまとめていく”
ポイントは
「感情ではなく、行動を記録する」
こと。(岡田さん談)
このブログでは、
そのミニッツライナーを少しアレンジし、
1分ごとに1記事で解説するスタイルに挑戦します。
■ 正直、ちょっと後悔してます(笑)
…と、勢いよく始めたものの、
準備しながら思いました。

「なんでこんな企画始めちゃったんだ」
でもやるからには、全力でいきます。
■ シン・ゴジラがくれたもの
『シン・ゴジラ』は、
公開当時から現在に至るまで、
さまざまな感想を呼びました。
- 「こういうゴジラ映画を待ってた!」
- 「難しい言葉ばかりでついていけなかった…」
- 「いや、自分は『ゴジラ-1.0』の方が好きかも」
そのどれもが、
観た人それぞれの“本音”。
でも、僕は間違いなく
“シン・ゴジラ大好き派”です。
(だからこうして、ブログまで始めちゃったわけで…)
■ 僕と特撮と『シン・ゴジラ』
ウルトラマン
仮面ライダー
スーパー戦隊
ガメラ
そして、ゴジラ――
僕は特撮と共に育ち、今も深く愛している人間です。
でも、昔はこんな気持ちもありました。

「特撮って、映画やアニメに比べて、人に胸を張って薦めにくいジャンルだよな…」
本気で作られた作品もある。
なのに“子ども騙し”な作品が多すぎる。
どうしてなんだ、と。
そんなモヤモヤを抱えていた僕の前に――
『シン・ゴジラ』が現れたのです。
■ シン・ゴジラが変えた“位置づけ”
この作品が生まれたことで、
僕の中で特撮の位置づけが変わりました。
“シン・ゴジラ前”と“シン・ゴジラ後”
まさに、人生を二分する一作。
かつて「これは子ども騙しだな」と思っていた作品すら、
「その時代に必要とされた“作戦”だったんだな」
と、違った目で見られるようになったんです。
■ 特撮を“大人たち”が本気で語ったあの瞬間
忘れられないのは、
あの公開当時の光景。
政治
芸能
メディア
学者
評論家――
あらゆる“大人たち”が、
本気でシン・ゴジラを語っていた。
それが、
特撮ファンとして、
本当に嬉しかった。
この映画を世に送り出してくれた
庵野秀明監督に――心からありがとう。
■ 僕が描いていた「理想のゴジラ像」
シン・ゴジラの公開が決まった時、
僕には3つの理想がありました。
- 出てくる怪獣はゴジラ一体のみ
- 東宝のスーパーメカは出てこない
- クライマックスに怪獣大戦争マーチが流れる
1️⃣ 怪獣プロレスはゴジラ映画の醍醐味
ですが、人類が蚊帳の外なのは不満でした。
人類が徹底的にゴジラに振り回される作品を望んでいたのです。
2️⃣ メカゴジラ、スーパーX、轟天号
確かにカッコいい!
でも、リアリティが薄れてしまう難点も…。
骨太で硬派な怪獣映画を求めていた当時の僕には、少し邪魔に思えました。
(好きな人、ごめんなさい!)
3️⃣ 怪獣大戦争のテーマが流れる
これは完全に僕の好み。
ゴジラVSビオランテを観た人なら解るはず!
この3つのビジョン、
果たしてシン・ゴジラで叶ったのか?
一緒に見ていきましょう。
■ 次回から本編スタート!
さあ、次回から
『シン・ゴジラ』第1回の解説がいよいよスタートします。
庵野監督が練り込んだ
クリエイターの先達たちへのリスペクト
過去作へのオマージュ
これらを一つ一つ紐解いていきます。

お相手は、
シン・たくちゃんブログ総監督のたくちゃんでした。
またね!!
【今回のまとめ】
- 『シン・ゴジラ』を1分ごとに1記事で解説する連載が始まります
- きっかけは岡田斗司夫さん提唱の「ミニッツライナー」
- シン・ゴジラは僕にとって“人生を変えた特撮作品”
- これから皆さんと一緒に、“構造的に”紐解いていきます
▶ 次回記事はこちら
【第1回|0:00〜1:00 プレジャーボート漂流と東宝マーク】