ざっくりあらすじ
会議が続く中、矢口は巨大不明生物の存在を提言するも、常識外れの内容だったため総理大臣らに一蹴されてしまう。しかし、事態は決定的瞬間を迎える。
難しい台詞とわかりやすい展開
シン・ゴジラは登場人物の大半が政治家や官僚です。専門用語を早口でしゃべるため、台詞を追うだけでは何を話しているのか?今後、登場人物がどのように行動するのかが非常にわかりにくい事が作品の一つの特徴です。
しかし、一方で物語の展開は、非常にわかりやすい「フラグ」と「回収」が行われていて流れるように進んでいきます。
大河内総理「(巨大不明生物なんて)そんものがいるわけないだろ」→ゴジラの尻尾出現。
大河内総理「巨大不明生物の上陸はありえません」→ゴジラ、鎌田に上陸。
ゴジラに爆撃攻撃が命中して金井大臣「やったか?」→黒煙を破ってゴジラの反撃。
東官房長官が矢口に対して「後で会おう」→ゴジラの熱線でヘリが大破、東官房長官死亡。
など、わかりやすいフラグを即回収することで、専門用語がわからなくても観客を掴んで物語に引き込む手法が取られていることがシン・ゴジラのバランスの絶妙さと言えるのです。
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