シン・ゴジラ1分ごと解説 6/113 リアリスト赤坂登場!100℃を超える生物はありえない!?

たくちゃん シン・ゴジラ

ざっくり1分間あらすじ

矢口は総理レクで東京湾に巨大生物がいることを進言するも却下される。

赤坂からは議論をかき乱すなと忠告を受ける。

東京湾の巨大な生物

矢口は民間人がアップした動画から巨大な生物が海中にいる疑いがあることを総理に告げるが、その場では常軌を逸する発言だったため受け入れない。

河野純 総務大臣(演:浜田晃)からは総務省でもネットで確認しているが、これを証拠として断定するのは難しいと言われる。

柳原は「体温が100℃を超える生物なんているはずがない」と発言していたが、調べたところ常に体温が100℃の生物はいないようだ。

しかし「ミイデラゴミムシ」というオサムシ科の昆虫は外敵から身を守るために100℃を超えるガスを放つらしい。

生物の生理現象と100℃という数字は全く縁が無いわけではなさそうだ。

東官房長官から消去法で結論を急ぐと提案され総理レクは「海底火山の噴火か大規模熱水噴出孔」という結論がなされ関係閣僚会議に移ることになる。

矢口がレク中にトンネルの真上で爆発が起きたと発言したにも関わらず、この結論に至るのはかなり早計だ。

赤坂さん、登場

初登場は帰ってきた総理が廊下を歩くシーンだが、一同が大会議室に移動する廊下で

赤坂秀樹 内閣総理大臣補佐官(国家安全保障担当)演:竹野内豊

が本格的に登場。

劇中の主人公格の一人だ。

内閣総理大臣補佐官の職務は、内閣法の第22条第2項に定められている。

ざっくり言うと「国が大事な判断をする時に総理大臣のお手伝いをする人」なのだ。

赤坂は矢口に総理レクはあらかじめ結論が決まっている形式的なものなので、場を乱すような事は言うなと注意する。

それに対して矢口は様々な可能性を考える必要があると反論するも、赤坂は彼の姿勢をやんちゃと表現し、矢口を副長官に推した東官房長官に恥をかかせるなと忠告して去っていく。

やんちゃとはデジタル大辞泉によると

[名・形動]
 子供がだだをこねたりいたずらしたりすること。また、そのさまやそのような子供。やんちゃん。「やんちゃをする」「やんちゃな年頃」「やんちゃ盛り」
 俗に、若者の素行がよくないこと。不良青少年であること。「若い頃はやんちゃで、町でもちょっとした顔だった」

を意味する。

赤坂の発言のニュアンスは1の方であろう。

そこに矢口を推した東の存在を引き合いに出し、「駄々をこねてないで、大人になれ」と伝えているのだ。

赤坂の矢口に対するこの姿勢は劇中で終始徹底されている。

参考文献

内閣総理大臣補佐官 – Wikipedia

ミイデラゴミムシ – Wikipedia

シン・ゴジラ機密研究読本 富士見書房

ホビージャパンMOOK 789 シン・ゴジラ 政府・自衛隊事態対処研究 HobbyJAPAN

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ 株式会社カラー

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